18歳選挙権アンケート発表

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アンケート結果を発表する県高校生フェスティバル実行委員会のメンバーら=長久手市 2016年11月4日

 県内の高校生らが身近な社会問題について考えようと開く「ビッグフェスティバル」が3日、長久手市の愛・地球博記念公園であった。

 私立高校生らでつくる「県高校生フェスティバル実行委員会」の主催。これまでも私学助成の充実や国による給付型奨学金の実現などを求めて活動してきた。実行委は10月、メンバーや顧問の教員らを通して、県内の私立高校20校の3年生を対象に「選挙に関するアンケート」を実施。協力した4264人が回答した。

 会場ではこの結果が報告され、7月の参院選の時に選挙権があった1188人のうち73・2%が投票に行っていた。

 名古屋国際高3年の田中美紗さん(18)は「高校生は考えているし、主権者としての自覚もある」と発表。「政治についてもっと多くの人で考え、いい社会をつくっていきたい」と訴えた。

 アンケートでは、投票の際に参考にした情報源も複数回答可で尋ねた。結果は新聞が33・1%で最も多く、テレビ31・4%、親の話30・5%が続いた。アンケートをまとめた南山高2年の杉浦悠花さん(17)は「新聞は各候補者の政策を比較しているから分かりやすいと思われたのでは」と分析する。

 一方で、投票に行かなかった人の理由で最も多かったのは「忙しかったから」が50・6%でトップ。杉浦さんは「期日前投票もあるし、忙しくても行こうと思えば行ける。選挙の優先順位がまだまだ低いのかなと感じた」。田中さんは「ショッピングモールなど若者になじみがある場所でもっと投票できるようになれば投票する人も増えるのでは」と話していた。(浦島千佳)

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