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クラウドファンディング

日本経済新聞 夕刊 全国の地方自治体の間でインターネットを通じ不特定多数から小口の事業・活動資金を集める「クラウドファンディング」の活用が広がっている。日本経済新聞社が47都道府県と813市区を調査したところ、クラウドファンディングを活用または予定と回答したのは34道府県(72%)と133市区(16%)だった。新たな財源確保や地域経済活性化の手段として定着しつつある。

 クラウドファンディングは実現したいアイデアや事業計画を持つ個人や企業、団体などがネット上で立案・発信し、賛同する人から寄付、投資などを集める手法。

 自らアイデアを提案して資金を集めているのは北海道、福井など9道県とさいたま市、岐阜市など27市区だった。東京都墨田区は葛飾北斎の作品を収蔵する「すみだ北斎美術館」の運営費を調達するため、2015年度に約1億5800万円を集めた。犬の殺処分ゼロを目指すNPO法人の活動資金を募り、15年度に約3億7000万円を調達した広島県神石高原町のような例もあった。

 地元企業の資金調達を支援しているのは宮城など26道府県と名古屋市など23市。兵庫県や奈良県はクラウドファンディングで資金調達する企業にファンドの設立費用を補助し初期負担をゼロにしている。

 資金の出し手と受け手の仲介をするのは埼玉、山梨、鳥取の3県と、福井県鯖江市など7市。このうち岐阜県関市は美濃加茂市、各務原市と仲介サイトを設立。地元の刀鍛冶が立案した日本刀復元プロジェクトでは約4500万円が集まった。

米クラウドファンディング大手が日本進出 キックスターター  2017/5/18 20:22 日経 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC18H3F_Y7A510C1EE9000/
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 【シリコンバレー=兼松雄一郎】米クラウドファンディング大手キックスターターが17日、年内に日本に進出すると発表した。日本発のプロジェクトの受け付けを始める。同社は商品・サービス開発の資金を、ネットを通じて募るクラウドファンディングの草分け。米大手の参入で日本でも普及に弾みがつきそうだ。

 2009年創業のキックスターターを通じ、これまで世界で約1300万人から累計30億ドル(3300億円)以上の資金が集まった。資金を募った案件の36%程度、約12万5千件が目標額の調達に成功している。商品やサービスの開発だけでなく、社会問題の解決、作品の制作、研究、取材などの支援といった幅広い目的の資金集めに使われている。ベンチャー企業が開発中の商品の需要を確認し、ファンを育てる手段にもなっている。

パナソニックが市場規模が不透明な社内技術のマーケティングにキックスターターを使うなど、日本の大企業の活用事例も出ている。

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