フォーラム太陽光発電を考える ホントに「自然にやさしい」の? 住宅地に1500枚に及ぶ太陽光パネルが! 巨大台風が襲来したら? いま、高洲6丁目の空き地(海浜公園の北側)に、「自然にやさしい」という歌い文句でゼッ チ・マンションが建設中です。過密に建てられた4階建て(528戸)の屋上には1500枚に も及ぶ太陽光パネルが貼られることになっています。キラキラ光る無機質なパネルを眺めるの は精神的苦痛で、眺望的にも殺風景極まりないものですが、問題なのは、それら大量のパネル から放射される反射光と高温な反射熱です。それだけではなく、地球温暖化による異常気象が ますます激しさを増している近年、何十年に一度と言われたゲリラ豪雨も毎年のこととなり、 もはや「想定外」はなく、巨大台風の襲来による太陽光パネルの破損と飛散は、命にもかか わる問題です。しかも、この地区は重塩害地区です。 大規模な森林破壊、景観の喪失、土砂災害の危険、土壌や海洋、河川の汚染など、安全性や 住民の暮らしを犠牲にして進められているメガソーラー建設が各地で大きな問題となってい ます。パネルには人体に有害な物質が含まれていますが、これらが膨大な廃棄物となつたとき、 後始末の技術は完成しているのでしょうか? 自然を壊し、命を脅かすようなやり方が「自然 にやさしい」と言えるのでしょうか?「再生エネルギー」はどうあるべきなのか、市民の皆さ んとこれらの問題を考える広場を作りました。鳴川市での経験にも学びたいと思います。コロ ナの蔓延が続くなか、少数でも集まつて話し合いたいと思います。 西村正彦(潮音の街・南側マンションに関わる住民の会代表) 広瀬明子(浦安市市議会議員) 勝又団江(鳴り||の山と川と海を守る会代表) 櫻井利夫(明日の浦安を考える会代表) と き 2020年11月29日(日) 13時30分~16時30分(13時開場) ところ 浦安市・日の出公民館4F大集会室(160人の会場ですが40席に) 主催 浦安の未来を考える会(代表富山洋子・西田勝) 資料代300円 後援 明日の浦安を考える会 連絡先 047-381-4595 080-3089-5455 新型コロナウィルス感染予防のため、発熱や風邪等の症状のある方は参加をお控えください。マスクの 着用をお願いします。筆記用具はご自分でご持参下さい。会場の人数が制限されています。ご理解ご協 力をお願い致します。
当日配布致しました資料と開催結果の抜粋を掲載致します。 フォーラム開催では、市が否定している上から見た景観は非との見解に対して、千葉市では 「建築物の低中層部の屋上等は、上階からの眺望に配慮し、その舗装や屋根の仕上げの色彩、 緑化等修景上の工夫を行う」と規定されていると、会場から浜田孝さんの指摘がありました。 その他、景観に関わらず、そもそもの低層戸建て住居用の住宅地と都市計画では指定されたものを、 近隣高層階の住民の承諾無しに用途変更をする市の姿勢にも異議を唱える発言も多く、この問題は 単なる地域エゴの発露といった事で捉えるべきでは無いとの指摘もあります。 一方、入居者募集要領のパンフには、光熱費に関する誤解を誘導する誇大広告も見られ、企業姿勢に 疑問符を付ける指摘もありました。 事業者が地域住民との十分な合意なく建設をしていることで、各地でトラブルが多発、西日本豪雨では パネル崩落事故等が相次ぎ、地域住民の反対運動で、自治体も規制に乗り出しています。 『週刊東洋経済』(2018、9、15)でも、経済産業省新エネルギー課長が、「地域との共生が 不可欠」であるという発言をせざるを得なくなっています。 12月8日の朝日新聞でも、「中国資本、太陽光発電で30億円所得隠し」が大きく報じられていましたが、 安全性や「エコ」より金儲けの手段、こういうことも当然起きる問題です。 また、全国自治体の「太陽光発電設備の規制に関する条例」は、近年、増加の一途を辿らざるを得ない という実情にも行政は目を背けるべきでは無いでしょうか。 谷本 澄子
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