論語に 『学んで思わざれば則(すなわ)ち罔(くら)し 思うて学ばざれば則ち殆(あやう)し』 ということばがあります。 意訳すると 「学んでも考えなければ、[ものごとは]はっきりしない 考えても学ばなければ、[独断におちいって]危険である」 更にかみ砕くと 自分でよく考えて消化しないと、なかなか自分のものにはならない 考えるだけで自分で実践しないと、身につきません ということになります。 市民活動で良く聞かれる論理に、 何々は間違っている、だからこうしなければならない、という論理で終結している例を多く見聞します。 これは一見正しい論理に聞こえますが、肝心なところが抜けています。 それは、「こうしなければならない」ために自分はどうするのかがが抜けているからです。 日本的社会制度は地方自治も含め祖法(慣例・しきたり)に導かれています。変えられないものを変えよと言ったところで、その実現のための手段が無いか制度上不可能ならば、まず、対案を持つ人に乗ってみるか、自分で見つけ出し行動するかです。行動無しの言い分けは、思うて学ばざれば則ち殆(あやう)し、ということなのです。 |
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